良い姿勢とは?

良い姿勢の定義とは文献によって様々ありますが

 

・力学的に安定していること

 

・生理的に疲労しにくいこと

 

・医学的に健康であること

 

・心理学的に心地よいこと

 

・作業や動作の効率が良いこと

 

が条件であると言われています。

もう少し具体的に見ていきましょう。

 

解剖学的に見たとき、背骨は「頚椎(けいつい:首の部分)」「胸椎:(きょうつい:胸の後ろ側)」「腰椎(ようつい:腰の部分)」「仙骨」「尾骨」(いずれもお尻の部分)のパーツに分かれています。この背骨全体を横から見たときに、S字カーブを描いている状態が理想とされています。

 

このS字カーブがあることで骨盤が真っ直ぐに保たれ、頭を楽に支える事ができます。また、重心の位置が身体の中心になるので、スムーズな歩行動作も可能となります。

 

 

一方機能的に見たときに、「余計な力が入らず、楽に保てる」事も「良い姿勢」の重要な要素です。

 

 

一見、きれいな姿勢に見えても腹筋や背筋に力が入り、ガチガチに固まったような状態ではすぐに疲れてしまいますし、パッとスムーズに動く事もできなくなってしまいます。

 

身体の奥の「コアマッスル(深部筋)」と外側の「アウターマッスル(表層筋)」がバランス良く働いた「楽に立てて、動ける」姿勢こそ本当の意味で良い姿勢と言えます。

 

良い姿勢のメリット

「猫背が身体に良くないことは分かっているけれど、姿勢を良くすると具体的にはどんな良いことがあるの?」

 

具体的にいくつかご紹介していきましょう!

 

■肩こりや腰痛が改善される

肩こりや腰痛の原因の多くは猫背や反り腰などに代表される姿勢不良にはよって肩や首、腰まわりの筋肉が過剰に緊張することによる血行不良や椎間板への負担の増加に原因があります。

 

姿勢矯正トレーニングで姿勢不良が改善されることによって、関節の位置や可動域が正常になります。

 

すると、それまで無意識のうちに過剰に力が入っていた筋肉が弛み、逆にうまく使われていなかった筋肉が使えるようになりますので、首や肩、腰など局所的にかかっていた負担が緩和され、肩こりや腰痛の改善につながります。

 

■ウエストや背中、ヒップラインの引き締めなどボディメイクにも効果的

 「ポッコリお腹を直したい」

 

「背中を引き締めたい!」

 

「ヒップラインを綺麗にしたい!」

 

 

こうしたボディメイクの運動というと、筋力トレーニングをイメージしがち。

 

しかし、姿勢が悪い状態で一生懸命筋トレをしても、狙った筋肉にうまく刺激が入らなかったり、かえって脚が太くなりすぎたり・・・ボディメイクどころか逆効果になってしまうケースも多くあります。

 

 

そもそも、ポッコリお腹や垂れたヒップラインは皮下脂肪だけが原因ではありません。むしろ猫背や反り腰で生じる身体の歪みが原因の事も多いのです。

 

猫背を改善することで関節を正しい位置に戻し、それまで上手く使えていなかった筋肉を使えるようにすることで、筋トレなどのボディメイクのトレーニングの効果を高める事ができます。

 

■疲れにくくなり、ビジネスパフォーマンスが上がる

「しっかり寝たはずなのに、昨日の疲れがとれない」

 

「日中、頭がボーッとして仕事に集中できない」

 

こうしたお悩みの解決にも姿勢改善は有効です。

 

猫背や反り腰などの不良姿勢は呼吸時の横隔膜の活動を低下させ、脳に十分な酸素を届けづらくなってしまいます。

 

すると脳の活動が低下し、集中力や読解力、物事を計画的に行う等のビジネスシーンに必要な力が落ちてしまうのです。

 

また呼吸機能の低下は自律神経の働きを乱すので、睡眠の質の低下や慢性疲労の原因にもなります。

 

姿勢改善を通して脳の活性化や正しい呼吸を身につける事で、こうした体の不調を改善しビジネスパフォーマンスをアップすることも期待できます。