「呼吸は全ての運動の基礎」とも言われています。生まれたばかりの赤ちゃんがあげる産声はまさに「この世に生まれてきて最初に行う運動」ともに言えるのです。
呼吸の重要性については医療、運動その他様々な側面から注目されていますが、呼吸と姿勢改善の関係でみると背骨や骨盤の安定性に関わる「コアマッスル」は呼吸で働く筋肉でもあるからです。
コアマッスルは「横隔膜(おうかくまく)」「骨盤底筋(こつばんていきん)」「腹横筋(ふくおうきん)」「多裂裂筋(たれつきん)」の4つの筋肉で構成されています。
コアマッスルの特徴は「4つの筋肉が1つのユニット(かたまり)として働く」という機能があること。そしてその中でも横隔膜は呼吸で使われる筋肉でもあります。
呼吸機能が低下すると横隔膜は正常に働かなくなってしまいます。すると、連動して他の骨盤底筋、腹横筋、多裂筋の働きも低下してしまい、コア全体の背骨や骨盤を支えるシステムが破綻してしまうのです。
呼吸の1番の役割は脳と身体に酸素を供給することです。そのため呼吸機能が低下すると酸素が十分に行き渡らなって脳が疲労状態に陥り、機能が低下してしまいます。
その結果、脳は身体をうまく制御できなくなってしまいます。筋肉の繊細な緊張をコントロールできず、常に身体の緊張状態になります。これが猫背や反り腰姿勢などの不良姿勢、或いは腰痛や肩こりの原因にもなってしまうのです。
呼吸トレーニングでは肋骨や骨盤の歪み改善のエクササイズを行い、横隔膜が正常に動くポジションに整えるところからスタートします。
その上で呼吸と共にコアマッスルを活性化するエクササイズを行い、姿勢改善に必要な体幹の安定性を高めていきます。
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