中枢神経系トレーニング

中枢神経系と末梢神経系

「中枢神経系(ちゅうすうしんけいけい)」とは多数の神経細胞が集まって大きなまとまりになっている領域のことで、脳(大脳、小脳、中脳、間脳、橋、延髄)と脊髄がこれに相当します。

 

これに対し「末梢神経系(まっしょうしんけいけい)」は中枢神経系以外の神経系を指します。

 

末梢神経系は12対の「脳神経」と31対の「脊髄神経」があります。

 

このうち脊髄神経は体の知覚や運動を司る「体性神経」、内臓や心臓、血管の働きを司る「自立神経」に分けられます。

 

 

「体性神経」に含まれるのは体を動かす「運動神経」と視覚、聴覚などの五感に代表される「感覚神経」。

 

「自立神経」には日中の活発な動作の源になる「交感神経」と夜に体を休める働きをする「副交感神経」があります。

 

運動における中枢神経系と末梢神経系の関係

私たちが普段行っている姿勢のコントロールや運動は

 

①「末梢神経系インプット」

「中枢神経系でのプログラム作成」

③「末梢神経系へのアウトプット」

 

というプロセスを繰り返して行われています。

 

 

具体的にいうと目、耳、皮膚、筋肉、三半規管などの身体に備わっている様々な「感覚器官」から受けた「感覚情報」が末梢神経系の1つである知覚神経を介して中枢神経系である脊髄や脳に送られます。

 

脳や脊髄などの中枢神経系では、受け取った感覚情報を統合して「運動プログラム」を作成します。そして作成された運動プログラムはやはり末梢神経系の1つである運動神経を介して筋肉に伝えられて、姿勢の調節や運動が起こるのです。

 

「階段を登る」という行動を例にすると、

 

①階段の数メートル手前で「目」で階段の存在を認識し、階段までの距離や階段の一段一段の高さ、幅など情報が脳に伝わる。

 

②脳で情報を統合し、スムーズに階段を登る動作に移行できるように「階段までどのくらいの歩幅で歩いて行くか」「階段を登るとき、どのくらいの高さまで腿を上げるか」などを決定する。

 

③「階段を登る」という運動が起こる。

 

これらのプロセスは全て無意識の領域で行われています。

 

階段を登ろうとするときに、いちいち「今の場所から階段まで距離が何メートルあって、一段一段の高さが何センチあるから・・・」などと考えて登る事はありません。全て「感覚器官」と「脳」が神経系を介して情報をやり取りして運動は行われているのです。

中枢神経系トレーニングで脳の機能を改善し「正しい運動プロセス」を獲得する

ここまでお話してきたように、脳は運動において最も重要なポイントの1つです。

 

しかし現代のライフスタイルは脳の機能を低下させやすく、その結果姿勢が悪くなる不良姿勢の原因となっています。

STUDIO BE FREEでは姿勢改善の基礎として脳の機能を活性化させ、「正しい運動プロセス」を獲得するための「中枢神経系トレーニング」を提供しています。

 

視覚や触覚、前庭感覚などの感覚器官を刺激しながら、脳の運動に関する機能を活性化するエクササイズを中心に行います。