なぜ不良姿勢になってしまうのか?

姿勢が悪くなってしまう理由は様々ありますが、一言で言えば「現代のライフスタイル」が大きな原因と言えます。

 

活動量の低下による脳への刺激の減少

私達の身体には「感覚器」と呼ばれるセンサーのような器官があります。

 

立つ、座る、歩く、物を持ち上げる等の身体動作を行う事で感覚器が働き、「中枢神経系」と呼ばれる脊髄や脳へ刺激が送られます。

 

このような感覚器からの刺激によって脳が発達、活性化していき「正しい姿勢や運動」をコントロールするのです。

 

しかし、現代に生きる私達は自動車や公共交通機関の普及、掃除機や洗濯機などの便利な家電製品の登場により昔の人達に比べて身体を動かす機会が少なくなってきました。

 

また、デスクワークの増加によって長時間同じ姿勢をとり続けている事も多くなっています。

 

こうしたライフスタイルの変化によって身体を動かす機会が少なくなりました。その結果、「良い姿勢や身体の正しい動き」を司る脳の機能が低下していると言われています。

デジタルデバイスの長時間利用による脳の血流低下と感覚低下

また、スマートフォンやパソコンなどのデジタルデバイスの普及も悪くなりやすい原因の1つです。

 

今や生活に欠かす事ができない便利な道具ですが、デジタルデバイスの画面を長時間見ていると、脳への血流が少なくなるという研究結果が報告されています。

 

そのため、脳へ酸素が十分に供給されなくなり、脳の働きが低下してしまうことが考えられます。

 

 

また、長時間パソコンやスマホの画面を見ていると頭部が前方に突き出るような姿勢になり、口呼吸になりやすくなります。

 

口呼吸は酸素を十分に体に取り込めないので、これも脳の酸素不足を誘発してしまいます。

さらに画面を見続けることで眼を大きく動かすことがなく、頭部の動きも少なくなります。その結果、眼や三半規管からの刺激が少なくなり、やはり脳が活性化しなくなってしまいます。

 

現在は仕事だけではなく、電子書籍の普及や動画投稿サイトの普及でますますスマホやパソコンへの依存度は高くなっています。

 

今後は会社の会議だけではなく、学校の授業もオンライン化が進んでいきますので、姿勢が悪いお子さんが増えていくことも予想されます。

ストレスの増加

ストレス社会ともいわれる現代社会ですが、ストレスも不良姿勢を引き起こす大きな原因の1つです。

 

ストレスを感じている状態は、心理的に言うと「石器時代の人々がマンモスを狩ったり、猛獣から逃げる」といった「闘争」の心理に近いと言われています。

 

すると必然的に身体は緊張します。その結果、筋肉の柔軟性が失われ、背中が丸まり猫背や反り腰になりやすくなります。首や肩、腰に不必要に力が入るので、肩こりや腰痛にも繋がります。

 

ストレスを引き起こすのは精神的な要因だけではありません。寝不足などの生活の乱れ、食生活による栄養不足や加工食品の含まれる食品添加物の摂り過ぎによる身体的ストレスも不良姿勢の原因の1つです。

 

 

このように不良姿勢はまさに私達の身体が「現代のライフスタイル」が大きく影響を受けて結果と言えるのかもしれません。